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日々愛してやまない「あの人」の事、そして日々のあれこれを徒然なるままに綴ります。
by bisyamonkikkou
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「SAD SONG FOR UGLY DAUGHTER」感想

17日18日と続けて観たウーマンリブ公演の「SAD SONG FOR UGLY DAUGHTER」

1回目見たときは、明日も一回観るから、と集中力が欠けていたのか、
するすると逃げていって何も掴めなかった。
冒頭、ボイジャーが登場する場面で早速ドッと観客席から笑いが起こるのだけど、
TENGAってのが意味がわからないので、のっけから「あ、置いてかれた!」と
思ってしまったのが原因かもしれない。

で、千秋楽の二回目鑑賞。
こうやってサントラを聞いていると、劇中のいろんな場面、セリフがよみがえってくる。

最初の方は例の荒川さんのボイジャーやら長髪の田辺さんやら
岩松さんの独特の台詞回しとか、
松尾さんのどっかに無理のある頑固オヤジっぷりとか、
ただ笑っていれば良いんだけど、
後半、それぞれのキャラの裏側が見え始めると加速度的に哀しさとやるせなさとイヤラシさが増して来る。
そんな中でも笑えるセリフを挟みこむのが宮藤さんらしい。

フトシが「気配じゃなきゃ俺はなんなんだよっ!!」と言った時に
タツオが「家族だ!」って言うのはわかるんだけど
どうしてけん坊も揃って言ったんだろう?
けん坊は家族になりたかったのになれなかった、
だからお母さんがタツオと再婚した事で自動的に家族になれたフトシを
イジめてたのか?
犬吠が最後に「友達の娘さんが」と言ったときに「友達?!」とつっ込んだのもけん坊だったし。

「家族」っていうのはなんというか、生や死や成長によって
めまぐるしく形を変えていくもので
拠り所だったり、欝陶しい以外の何ものでもなかったり、
でも、望むと望まざるに関わらずその繋がりは切っても切れないもの。
対して「友達」は、自分さえ関係を断ち切ろうと思えばいつでも逃げれる。
そんな事を思った。

宮藤さんが演じるフトシの高校の担任。
せっかく意を決して登校しようとするフトシに「もう来なくていいから。」と突き放す。
あれが・・・世間ってものかな。

「守るべき命がある。」(ってあれACのCMのマネ?)
と自分の子供を救いに行ったボイジャーと、
「一緒に寝るか」とフトシをかばった志乃、
「嫌いなのにどうして・・・」と看病してる翠、
親子の縁。

そして突然終わってしまう命。
犬吠が撃ったのか、銃が暴発したのか、
翠がフトシをかばったのか?

このお芝居にはいろいろな事、、、多分今宮藤さんが感じているいろいろな事がたくさん詰まってるんだと思う。
それをどう感じるかは観客の自由。
押し付けがましくないところがとても宮藤さんらしいと思った。
スッコーンとした終わり方も含めて。
# by bisyamonkikkou | 2011-07-20 01:02 | 誠一くん日記

「TAROの塔」最終話感想

「TAROの塔」最終話感想_a0022153_651876.jpg

これは・・・岡本太郎物語なのか?
いや、そうじゃない、見たものが岡本太郎を感じる、
彼の遺したものを、生き様を、見て、感じる、
そういうドラマなのだと思う。

だから第3回、4回は敏子さんの視点で描かれており、
戦後の岡本太郎については、彼本人による彼自身の思考というものは
著書の言葉や敏子との会話以外、語られていなかった。

最後の「なんで居ないなんていうの?」という敏子さんの言葉。
岡本太郎は、今もわたし達が感じようと思えばそこにいるんだ、
これがこのドラマのメッセージに違いない。
と、思ったとき番組HPの脚本・大森寿美男氏のメッセージを思い出した。
「本当の『岡本太郎』は、ドラマを観た人の中で、それぞれ勝手に自分の問題として広げてゆくものだと思うから」

見た人が何を自分の中に残すのか、芽生えさせるのか?
それは人それぞれ違うのだろうと思う。

「影だって燃えているんだ。」そう言って太郎が太陽の塔の裏側に黒い太陽を描き足した場面。
このシーンに胸が熱くなった。
少し前に万博記念公園で改めて「太陽の塔」を間近で見た時、
この裏側の黒い太陽がとても印象に残って、あれはなんだろう?
人間のこころの暗い部分なんだろうか?と思ったりした。

「太陽の塔」制作以来、太郎の元にいた倉田が太陽の塔の裏の黒い太陽について、
あれは岡本かの子さんだと思って先生に聞いたら否定しなかった、と敏子に言った。
太郎はなぜ否定しなかったのか?
それは倉田がそう感じたのならそれが彼にとっての正解に違いないからだろう。

番組HPの各ページの見出しは、この黒い太陽が反転したもので装飾されている。
これはこのドラマを創りだしたすべての人がこの黒い太陽だってことじゃないんだろうか?
いや、岡本太郎自身ですら「岡本太郎」の影だったのではないだろうか?
そう思うとまた胸が熱くなった。

何かを創りだすこと、行動を起こすことに見返りを求めてはいけない。
影となって燃える、肝心なのは燃えたかどうか。
燃えるほどに自分の中でそれを爆発させなければならない。
そんな風に生きれたら少しは岡本太郎に近づけるかもしれない。
「TAROの塔」最終話感想_a0022153_65532.jpg

# by bisyamonkikkou | 2011-04-09 06:06 | 誠一くん日記

「TAROの塔」第三話感想

第一話二話と違って今週は敏子さん(常盤さん)がナレーション。
「太陽の塔」制作の話しも今回は出てこない。
岡本太郎が母かの子の呪縛から解き放たれ、
ほんとうの岡本太郎になるまでと
そこに重要な役割を果たす敏子さんとのお話し。

「パリでかの子と踊ったんだよ。」というのが敏子さんの地雷だったようだ。
太郎は、かの子によって芸術家になる運命を背負わされ、
画家として一流になることを目指した。
一流でないとかの子は認めてくれない。
しかし、一流でなくとも自分を認めて欲しい。
岡本太郎は岡本太郎なんだから。
そんな太郎に惹かれ愛した敏子もまた苦しむ。
太郎の為に・・・しかしその努力は、太郎に認められない。
「僕が今日あるのはかの子のおかげだ。」などといけしゃあしゃあとぬかしやがる!

そんな二人がぶつかって、落ちて、再生される。
その様は強引なのだけど敏子さんの爆発が、セリフが、
とてもチカラがあって思わず納得させられてしまう。

「岡本太郎の芸術は岡本太郎そのものなんだから。」
他の人が認めなくても、一流と認められなくても
自分の芸術を貫けばそれでいい。

太郎語録(四番目主義や芸術論)も凄いし、大森脚本のセリフも深い。
一度や二度では全部把握し切れない。

その中のひとつ、今週で最後の出番になる一平さんのセリフ。
かの子の死後、ひっそりと田舎で暮らす(でも、しっかり再婚して子供4人!)一平さん。
火のような女、かの子との愛を、愛し方を淡々と敏子に語る。
「結局、人の愛し方というのはその人間の意志というより能力によって決まるんだ。
たとえどんなに努力をしようともその人間にしか出来ない愛し方をするしか仕方ないんだ。」
穏やかだが、カンッ!カンッ!と薪を割るその姿が
この人の胸の内にもまた、かの子や太郎とは違った静かな火が燃えていたんだ、と思わせる。

毎回、エンディングに実際の岡本太郎やかの子、一平、敏子の写真が映しだされるのだけど、それを見るとなぜだか泣けてくる。
どうしてだろうなぁ。
いいドラマだからだろうなぁ。
伝えたいものが作り手に明確にあって、それが伝わっているからだろうな。
# by bisyamonkikkou | 2011-04-01 02:31 | 誠一くん日記

映画「ランウェイ☆ビート」感想

この度の東日本大震災で被害にあわれた方々に心よりお悔やみ、お見舞い申し上げます。
わたし自身、何も出来ることがなく少し悩んだりもしましたが、
とにかく元気を出して今、自分に出来る事をし、
震災にあわれた方達の無念と今現在も戦ってらっしゃる方のご苦労を忘れないようにすること。
それを心に刻んで前を向いていきたいと思います。

映画「ランウェイ☆ビート」感想

いろいろと良くない評判が聞こえる作品だけど、そんなに悪いとは思えなかった。
「ありえない設定、展開」というのがだいたい低評価の理由になっているようだが
こういう映画にリアリティを求めても仕方がないと思う。
ただ、綺麗にまとめてられすぎていて、そういう「ありえない設定や展開」を
強引に観客に納得させてしまう強烈なパワーはあまり感じられない。

でも、とにかく桜庭ななみちゃん演じるメイがも〜とってもピュア♪
こういうね、ダメってわかっていてもあきらめられない気持ち、
そんな苦しい想いをしたこともあったなぁ〜、って思わずジーンときてしまった。
実際、朝一番の上映で観客も少なかったけど周りのティーンエージャーの女子は
(T^T)(T^T)(T^T)(T^T)(T^T)
この子たちは、今現在こういう想いを胸に抱いてるかもしれないね、卒業シーズンだしね。
そんな熱くピュアな気持ちを思い出させてくれた、それだけでいい。
甘いかもしれないけど。

ただ、大人キャラの設定はあまり良くない。
青春映画だから仕方ないのかもしれないが、単調。
子供たちの姿を見て考えが変わるのも単純。
そういう大人キャラのひとり、田辺さん演じる主人公ビートのお父さん、溝呂木隼人。
ビートとの確執の原因になっている妻の死を未だ引きずりーの、
しかも息子は父親に預けっぱなしーの、しかもエラそーでって、あれ?いいとこなし?!
いやいや、生き馬の目を抜くファッション業界で走り続けてきたぞーっ!的なシャープさを身にまとって一人違う世界の人のよう。
そう、なんだか今回ひっかかったというか気になったというか、
良いとは悪いではなくて、なんだか一枚の画像の中で一人だけ違うもので描いた感じがする田辺さん。
シャープはシャープなんだけど、なんというか他の人はきっちりクリアな線に処理されているのにそこだけ原画のままです、みたいな感じ。
うまく表現できないけれど、それがわざとなのかなんなのか、とにかく異質に思えた。

あとファンモンの主題歌が盛り上がる曲でとっても良かった。
期間限定のPV、ここでもメイが可愛くて切ない。

# by bisyamonkikkou | 2011-03-23 03:02 | 誠一くん日記

「TAROの塔」第二話感想

誰が誰を食べたのか?
岡本太郎と丹下健三。
かの子と一平。
敏子と太郎。
丹下健三と若い設計士。
どちらが食われたのか?
そんなことはいい、そこに生まれたものが人の心を沸き立たせるのなら。

電話を通した太郎と丹下健三のやり取り。
ヤバいほど胸にグッとくる。

母の夢だったパリ。自分を一流の画家にという母の夢。
挫折と孤独の中で芸術を掴もうと苦しむ太郎。
自分の才能に絶望しかけている太郎に注がれる残酷な母の真実の言葉。
それは暗く悩める時も、悲しみに打ちひしがれる時も降り注ぐ
残酷な太陽の光のよう。

太郎の青春時代のパリでの映像が素晴らしい。
リアリティのある万博の頃とは対照的にどこか現実離れしていて
それ故にそこで過ごした日々が後の太郎の芸術を、
岡本太郎という人間の礎を築いていったのだろうと納得させられる。
濱田くんが、身のうちでまだドロドロとして形を成さず煮えたぎる芸術の塊に潰されそうな太郎、
バタイユに出会い、ピカソの芸術に触れ
次第に外へと外へと萌芽してゆく太郎、を
見事に表現していると思う。


今回の一平さん…前回の屈折した感情を内に留めて鬱々とした様から一変し、
(どっちかっていうとそっちの方が好みなんだけど)
とても堂々としていて、まぁ、あの洋装の似合うこと!浮世離れしている程に。
「父は漫画を書きながら母と僕の夢を支えていた。」
って言ったらなんだか細々と内職のような響きだけれど
実際には「宰相の名を知らずとも岡本一平の名を知らぬものは・・・」と
言われた時代でまさに「男の花道を驀進していた。」(by瀬戸内晴美著「かの子繚乱」)真っ最中、押しも押されぬ男振りであるのも当然。

番組スタッフブログにも書かれているように
かの子の遺体を東京中の薔薇を買いあさり墓地も無理をいってたくさん買い、
さらに無理をいって生前火葬を嫌がっていたかの子を思い土葬NGの場所に土葬し、
しかも自分で掘って(正確にはもうひとり一緒に掘った人はいたけれど)埋葬したって・・・すごい人ですよ、熱いひとですよ、大きい人ですよ。

もう終わりかと思っていたら予告にも一平さんが!
敏子さんと太郎の関係は一平とかの子の繋がりに似ているんだろうなぁ、
と思っていたら、一平&敏子さんのシーンが!楽しみだ。
# by bisyamonkikkou | 2011-03-10 03:35 | 誠一くん日記