「ヒットメーカー阿久悠物語」感想
2時間半、とても面白く見れた。
あの時代、リアルタイムで「スター誕生」を見てドキドキハラハラし、
学校でピンク・レディーを友達と踊り、
「赤いシリーズ」の百恵ちゃんに涙した世代には、
本当に懐かしくてたまらなかった。
金子監督の「あの時代」の描き方へのこだわりが素晴らしかったと思う。
監督の時代の捉え方がしっかりとしていたからこそ、
当時の映像、画像がドラマ部分に挟み込まれる半ドキュメンタリーな作りでも
何の違和感もなく見れたのだと思う。
制作が日テレという事もあり「阿久悠物語」とは言ってもその生涯、というよりは、
阿久悠が「スター誕生」にかかわった時期にスポットをあてた作りになってはいたが、
配分的には少なくてもその人と成りや、
少年期の経験(終戦、病い)がその後の人生に与えた影響など、
充分にこちらに伝わって来た。
田辺さんが阿久悠さんを演る、と聞いた時「え?」と思う反面、「いや、ハマるかも?」と思った。
外見は似てはいないのだけれど、阿久悠の仏頂面の奥に隠れた部分、
強さや優しさ、頑固さ、そして純粋さ、をハートで演じていたように思う。
放送前に日曜日にやっていた特番で都倉俊一が阿久悠の事を
「永遠の少年、しかも大真面目で」と語っていたが、その辺りが
劇中、生真面目で、冗談やユーモアではめったに笑ったりしない阿久悠が
自分の創り出そうとする世界の事を都倉俊一に語る時、
何とも言えない表情になったりする部分によく出ていた。
田辺@阿久悠に限らず、ミッチーの柔らかなユーモア溢れる名物プロデューサーぶりや、
それと好対照の硬派な熱い池内くん、
そして才能溢れる色男で根っからのボンボンといった感じの内田@都倉、
みんな薄っぺらな感じがまるでなく「良い男ぶり」だった。
懐古主義にはなりたくないし、阿久悠さんではないが、
いつも「今」をちゃんと生きていたいと思うけれど、
熱い時代、厚い男達、「昭和」って良い時代だったのかもしれない。
あの時代、リアルタイムで「スター誕生」を見てドキドキハラハラし、
学校でピンク・レディーを友達と踊り、
「赤いシリーズ」の百恵ちゃんに涙した世代には、
本当に懐かしくてたまらなかった。
金子監督の「あの時代」の描き方へのこだわりが素晴らしかったと思う。
監督の時代の捉え方がしっかりとしていたからこそ、
当時の映像、画像がドラマ部分に挟み込まれる半ドキュメンタリーな作りでも
何の違和感もなく見れたのだと思う。
制作が日テレという事もあり「阿久悠物語」とは言ってもその生涯、というよりは、
阿久悠が「スター誕生」にかかわった時期にスポットをあてた作りになってはいたが、
配分的には少なくてもその人と成りや、
少年期の経験(終戦、病い)がその後の人生に与えた影響など、
充分にこちらに伝わって来た。
田辺さんが阿久悠さんを演る、と聞いた時「え?」と思う反面、「いや、ハマるかも?」と思った。
外見は似てはいないのだけれど、阿久悠の仏頂面の奥に隠れた部分、
強さや優しさ、頑固さ、そして純粋さ、をハートで演じていたように思う。
放送前に日曜日にやっていた特番で都倉俊一が阿久悠の事を
「永遠の少年、しかも大真面目で」と語っていたが、その辺りが
劇中、生真面目で、冗談やユーモアではめったに笑ったりしない阿久悠が
自分の創り出そうとする世界の事を都倉俊一に語る時、
何とも言えない表情になったりする部分によく出ていた。
田辺@阿久悠に限らず、ミッチーの柔らかなユーモア溢れる名物プロデューサーぶりや、
それと好対照の硬派な熱い池内くん、
そして才能溢れる色男で根っからのボンボンといった感じの内田@都倉、
みんな薄っぺらな感じがまるでなく「良い男ぶり」だった。
懐古主義にはなりたくないし、阿久悠さんではないが、
いつも「今」をちゃんと生きていたいと思うけれど、
熱い時代、厚い男達、「昭和」って良い時代だったのかもしれない。
by bisyamonkikkou
| 2008-08-05 00:26
| 誠一くん日記