日々愛してやまない「あの人」の事、そして日々のあれこれを徒然なるままに綴ります。
by bisyamonkikkou
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
ブログパーツ
いろいろサイト
最新のトラックバック
福山雅治掘り下げweb
from 福山雅治掘り下げweb
【ドラマ】ふたつのスピカ..
from いーじすの前途洋洋。
三沢光晴リングに散る!斎..
from 三沢光晴リングに散る!斎藤彰..
松田翔太 松田優作 親子..
from さくっとニュース
視力回復トレーニングとレ..
from 視力回復トレーニングとレーシック
『花の誇り』(2008)
from 【徒然なるままに・・・】
Nikon デジタル一眼..
from グッズプラス~これいいかな
手作りチョコケーキ レシピ
from News日刊
風林火山クラブ最終回「全..
from ブルー・カフェ
[ドラマ2006-07]..
from 路地裏より愛を込めて
カテゴリ
全体
誠一くん日記
栽培日記
映画日記
TV日記
日々のあれこれ日記
PSX日記
ベスト体重への道日記
劇場で見てない映画日誌
荒神覚え書き
カブトムシ幼虫日記
手作り化粧品日記
iPod日記
消しゴムはんこ日記
リフォーム日記
未分類
以前の記事
2015年 08月
2014年 12月
2012年 10月
2012年 09月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 07月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 09月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月
2004年 10月
2004年 09月
2004年 08月
2004年 07月
2004年 06月
2004年 05月
フォロー中のブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

カテゴリ:荒神覚え書き( 12 )

「荒神」覚え書き〜第7幕〜

第7幕
蓬莱国の西の森。
駆け込んでくる新九郎とつなで。
つなで「兄上、待って。」新九郎「急げ、もう少しで西の森を抜ける。せっかくツボイさんが最後の力を振り絞ってここまで飛ばしてくれたんだ。なんとしても逃げ切るぞ!」つなで「うん。」
下から浮かび上がってくるチャリ&エン、風左衛門&剣風刀。
新九郎「お前ら〜。」
チャリー「逃げられると思ったか?」エンジェル「魔力の軌道を追うのはわたし達の得意技よ。」
剣風刀「そして人を斬るのはわたしの得意技だ。」
つなで「なによ!こんな小娘と腰の定まらない若侍相手に、よってたかって!なんでそんなにムキになるのよ!」
風左「じゃあ、弱い者いじめがわたしの得意技、ということで。」
つなで「なにそれ!!」風左「目障りなんですよ。」つなで「目障り?」
風左「手始めに伊神義光をそそのかして蓬莱国を乗っ取った。これからという矢先にあなた方がジンなんかを連れて乗り込んできた。出鼻をくじかれた格好で不愉快なんですよ。」
新九郎「そんなことで・・・」
風左「そんなこと?そういうのは嫌いなんですよ、わたしは。」
ジリジリと新九郎とつなでに迫る剣風刀。
つなで「ジン!戻ってきてお願い!」手にはジンにもらった白い小さな花を握りしめている。
新九郎「やめろ、つなで。ツボイさんは割れてしまったんだ。ジンは戻ってこない。」
つなで「聞こえないの?ジン!ジンってば!!ジン!ジン!ジーン!!」
風左「はっはっは。戻りたくても壺がなければもどれない。そしてその壺を割ったのは、そのウサギ目のおにいさんだ!」
つなで「ジンは戻ってくるわ!」
風左「おやおやお嬢さん。とうとう気でも(悪人チーム全員揃ってくるくるぱーをしながら)ちがったかな?」
つなで「ジン!!!戻って来てよぉ!ジン!!」新九郎「やめろ!つなで!」
つなで「ジン!ジン!ジン!」新九郎「ジンは戻って来たくても戻って来るツボがないんだ、やめるんだ!つなで!」
つなで(風左衛門に向って)「黙って、兄上!ジンはねっ、あんたみたいにセッコイ男とは器が違うの!絶対なんとかしちゃうんだから!戻ってくるツボがなかったら壷作ってでも戻って来る!きっと戻って来るっ!あんたが思いもつかない力でね!」
風左「思いもつかない?」つなで「そうよ。」
風左「ありえない。」つなで「ありえるわ!ジンと約束したんだもん!大きな声で名を呼べば必ず助けに来てくれるって!信じていれば!信じていれば夢は必ず叶うのよ!出て来いっ!出て来てぇ!出て来いジーン!!
ガガガッという地響きの様な音が鳴り響き白煙とともにジンが現れる!
ジン「魔物の中の魔物、荒ぶる魔物のジン様が地獄の底から戻ってきたぜ!」
風左「そんなバカな?!なぜだ!」
そこへ突如現れた餅兵衛「それはわしのおかげですぢゃ!!」
身体はムキムキテラテラ!顔にもおかしな照りが?!
餅兵衛「隠し谷で別れた後、つなで様の事が気になって仕方のないわしは、こっそりストーカー行為。そして蓬莱城に忍び込み、そこで大変な事になったツボイ様を発見したのですぢゃ。そしてその大変なツボイ様をこっそり持ち帰りかねてからツボイ様に託されていたこの接着剤で・・・」
一緒に現れたツボイ「託してませんっ!!」
餅兵衛「ツボイ様を元通り!劇的ビフォーアフター!!」と得意げにポーズをとる餅兵衛。
風左「そんな変態男の怪しい匠の技で戻ってくるとは君もずいぶん安上がりだな。」
ジン「おまえを倒すためなら、どんな手を使ってでも戻ってくるさ。アルゴール!」
風左「なぜ、その名前を?!」ジン「サラサーディは地獄にいたぜ。」
風左「これは・・・私はとんだキューピッドになってしまったようだっ。」
ジン「てめぇだけは許せねぇ。サラサーディを地獄に追い込んだその腐った根性、叩き直してやるっ!」
風左「やれっ!お前達!」チャリ&エン&剣風刀がジンに襲い掛かる。
そこに奥の方から声が・・・「ちょっと待てよ。俺も加えてもらおうか!」
マイク片手に死んだはずのニュー義光が立っている。
ニュー義光「まったく!だらしない連中だぜっ!てめえらそれでも魔界警察かっ。」とチャリ&エンを殴る。
ジン「ボラーか?」風左「貴様・・・」
ボラー「義光に俺様の魔力を移すとは恐れ入った力だよ。あんた、大した魔物だな。
といいながら着替えを始めるボラー、中に「刑事ボラー」の黒Tシャツ。黒子が「生着替え中」の立て看板を出す。義光の鬘をポンっという効果音とともにはずし、ボラーの鬘とヒゲをつける。衣装をつける。
「でもな、その義光を殺したのは失敗だった。封印していた俺の魔力が解き放たれて再びドン・ボラー様として蘇ったのだ!」生着替えしながらの長ゼリフにハァハァハァと息が切れてるボラー。
風左「なるほどね。これは魔界警察を見くびった。わたしは無理は嫌いでね。逃げさせていただくよ。」
手袋をはめるのに手間取っているボラー、え?まだ、、まだ俺終わってないよー、という表情。
再び、ゾンビ盗賊たちが蘇ってくる。
剣風刀「時間を稼げ!」風左「ジン、また会いましょう。」逃げ出す風左衛門と剣風刀。
追うジンの前にゾンビ盗賊達が立ちはだかる。
ボラー「ジン、ここはまかせろ。お前は奴を追え!事情は舞台の裏で聞かせてもらった。」
ジン「すまねえ!」つなでの方を見て「お前が信じてくれたから戻ってこれた。ありがとよ。蓬莱城は必ずお前らに返してやるから、ここで待ってな!」
つなで「もう契約主じゃないよ。」ジン「ばか!お礼だよ。」駆け去るジン。
ボラー達がゾンビ盗賊、チャリ&エンに応戦する。
ボラー「こいつらは使い魔だ。一気に蹴散らすぞ!魔力封印。雲散霧消!」
ゾンビ盗賊は消え、チャリ&エンは目が覚める。
エンジェル「ボラー?」チャーリー「俺たちは・・・?」
ボラー「まったく!こんな島国の魔物に手玉にとられるとは、魔界警察失格だぜ!!」
新九郎、つなで、ツボイ、声を揃えて「あんたもなっ!!」
ボラー「さっ、俺たちも追うぞ!こいっ!!」チャリ&エン「はいっ!」
ジンの駆け去った方に消えていく、あとに新九郎、つなで、ツボイも続く。
__
舞台奥から風左衛門と剣風刀が駈けてくる。
ジン「逃がしゃしねえぞ!」
剣風刀「風左衛門様には指一本ふれさせん!」
剣風刀とジンの息もつかせぬ一騎討ち。舞うような剣風刀の剣さばき。
風左衛門「剣風刀は剣より作りし魔物。剣の腕では剣風刀にはかなわない!」
ジン「剣でかなわないなら・・・・『秘技!ウルトラの鉄拳!!』」ジンの右手が彼の身体の半分ほどある大きな手にかわっている!
漫画のような展開に漫画のような驚き顔でこたえる風左衛門。
大きな鉄拳にぶっ飛ばされた剣風刀。白煙とともに消え去る。
ジン「最後の使い魔もいなくなったな!風左衛門!」風左「くそっ!!」
舞台奥手にまわった風左、ジンに向って魔弾を打つ。二度、三度。しかしどれもジンに弾かれてしまう。
ジリジリと迫るジン。刀を抜く風左衛門、構えあう二人・・・カラーン!突然、刀を放り出す風左衛門。
あぐらを組み、ジンに言う。
「俺を殺せ。お前ならこの永遠の呪いを断ち切れるやもしれぬ。」
しばらく拳を握りしめていたジン「カッコつけてんじゃねぇよ!」とその拳で風左衛門を殴る。そこに現れたボラーも風左衛門を殴る。転がる風左衛門。
ジン「悲劇の主人公気取りやがって!自分の罪は自分で償え!!」
ボラー「ここから先は俺達の仕事だ。さぁ、来い。」と風左衛門に手錠をかける。
後から現れたチャリ&エン「9時16分、逮捕!」風左衛門を立ち上がらせようとする。
風左「さわるな、1人で歩ける。・・・ダッシュ!!」と猛スピードでダッシュする。
チャリ&エン「あーーーーー!」と追い掛ける。ボラー「今度は逃がすなよーーー!」
♪ぴゃらら〜〜♪と例の中近東風のテーマ曲に合わせて踊るボラー。ほんの1時間前に聞いたこの曲が踊りがなんだか懐かしい感じがする。
ポンとカードを取り出してジンに渡す。
ジン「新しいポイントカード・・・!♪500もポイントついてるよ♪500もポイントついてるよ♪」と踊り出す。めちゃ可愛い!
皆が見てるにに気付いてわれに返りキザっぽく「ありがとよ。」と決めるジン。
ボラー「お前も2ヶ月で一皮剥けたなぁ。」「今回は世話になったからな、迷惑料だ。だが今度勝手な事したらてめぇもしょっぴくぞ!」
ジン「わかってるよ。」」ボラー「じゃあな。」と言って立ち去ろうとするが、又自分の手に手錠を掛けてしまう。踊ろうとするが踊れない。大騒ぎしながら駈けていくボラー。
ジン、新九郎に向って「約束どおり蓬莱城の天守閣まで飛ばしやるよ。」と言って魔法を使おうとするが
新九郎「いや、いい。今、魔法の力でもらったとしてもあの伊神義光と一緒だ。誰かに利用されて捨てられるのが落ちだ。あの城には自分の足で行くよ。俺達がこの国をおさめるだけの力が着いた時にな。」
つなで「わたしも!自分の人生、自分で切り開いて新しい恋を掴むわ!(ジンの方を見て)だからあなたも頑張って!信じていれば夢は必ず叶うのよっ!(餅兵衛の方を見て)叶わない事もあるけどねっ!!」
ジン「あぁ!千と一つの望みをかなえたら、サラサーディの壊れた壷を捜す。そして必ずあいつを地獄から連れ戻す!お前らがそうしてくれた様に。」
餅兵衛「助けたのはわしですぢゃ!」
ジン「あ〜〜、それだけが俺の人生の唯一の汚点なんだよなぁ・・・」
ツボイの方を見て「さぁ、行くぜ。一日でも早く千とひとつの望みを叶えないとな・・・」
「待ってろよ。サラサーディ!」一陣の風がジンめがけて吹く。美しく微笑んだサラサーディが現れる。
__完__

最後に・・・
この覚え書きを書くにあたって、私の勝手な都合で作り手側が生み出した貴重な台詞等を違った形で記載した事を深くお詫びいたします。
[PR]
by bisyamonkikkou | 2005-04-22 15:30 | 荒神覚え書き

「荒神」覚え書き〜第6幕〜

第6幕
魔界地獄
暗い色のフードとローブに身を包み、目だけが赤く光った魔物達が大勢うごめいている。
ジンが倒れている。
そこへ、プードルのようなかぶりものを頭に付け、軍服のような服を身にまとった(はだけた胸には犬らしく乳首が複数ぶら下がっている)男女?(オスとメス?)が現れる。地獄の番犬、ドギー・シュタットデッカーとスワン・コッテシターナ(なげぇ名前)である。
スワン「ほら!お前たち、何をしている!」ドギー「いつまで遊んでいる!準備を始めるざんす!」
二人ともヒステリックである。
ジンを見つけたスワンが声をかける「新入りね。」ドギー「起きろ!起きるざんす!!」
気が付くジン「ここは・・・」スワン「見てのとおりの地獄だよ!」
ジン「ここから出る事は出来ないのか!」バシッ!!ジンめがけてスワンの鞭がなる。「ため口をたたくな!!あたしたちを誰だと思う?」
ドギー「俺たちは地獄の番犬隊。ドギー・シュタットデッカー!」スワン「スワン・コッテシターナ」
二人揃ってキャイーンのようなポーズをとる。
魔力を使ってここから出ようとするジンだが何も起こらない。
労働を強要する二人に反抗的なジン。たちまち鞭でしばき上げられる。倒れているジンに魔物達がよってくる。
ドギー「おやおや、随分と弱ってるざんすねぇ。でもね、ここで弱味を見せると奴らに喰われるざんすよ。喰われても死ぬ事はない。奴らの糞になるざんす。糞になってまた奴らに食べられる。永遠に苦痛だけをくり返すざんすよ!」
スワン「お前たち!さぼるんじゃないよっ!」言い残して去る二人。
よろよろと立ち上がるジン。魔物達がジンの周りを取り囲んでいる。
ジン「ぅあ〜!んだよっ!!喰うな!俺はまずいぞ!骨と皮ばっかだ!!」
どこからともなく1人の女があらわれ(フードで顔は見えない。)「だめ。その人は食べ物じゃない。」
「食べ物ならこれをあげます。」と肉片のようなものを遠くに投げる。それにたかる魔物達。
女「こっちに。」ジン「え?」女「隠れ場所があるの。こっちに。」
女がそっとフードをとると・・・
ジン「更紗姫?」胸から想い出石を取り出す。女も同じ想い出石を出す。
想い出石から出た光の輪が重なる。
ジン「サラサーディ!」サラサーディ「きっと、きっと会えると思っていた!」駆け寄るジン。
「ここは?」サラサーディ「地獄の影だまり。ここに入れば少しは身が隠せる。」
ジン「こんなところにいたのか。いくら地上を捜しても見つからなかったはずだ。
サラサーディ「捜してくれてたんだ。」
ジン「当たり前だ!俺は、お前に謝らなきゃいけねぇ。俺が永遠の命なんか与えるからお前をこんな目に・・・」
サラサーディ「でも、こうやって会いに来てくれた・・・」
ジン「いや、違うんだ。俺はある男の罠にかかって地獄に堕ちてしまった。結果的にお前に会えたがそんなに胸はって威張れるようなもんじゃねぇ。」
サラサーディ「ある男?」ジン「風左衛門という男だ。聞いたことないか?」サラサーディ「いえ。」
ジン「こんな男だ。」
奥の闇の中、風左衛門がすーっと浮かび上がってくる。
サラサーディ「アルゴール!」ジン「今は風左衛門と名乗っている。知っているんだな。」
サラサーディ「えぇ、わたしもその男のせいでここに来る羽目になりました。」ジン「やっぱり。」
サラサーディ「どうしたの?」ジン「奴はお前そっくりの使い魔を作っていた。」
サラサーディ「あたしそっくりの・・・」ジン「何があった?」
サラサーディ「あの男はわたしを自分のものにしようとしたのです。」
風左衛門が話しはじめる。
「なぜだ、なぜ私の気持ちを受け入れてくれない・・・」(思いつめたような表情と声。さっきまでの風左衛門とは違う。)「わたしとあなたは共に永遠の命を持つ者。流れぬ時間を共に過ごすのにこれ以上の相手はいないはずだ。」
サラサーディ「永遠の命はあれど、わたしの魂はすでにある方にお預けしています。あなたの入る余地はありません。」
風左衛門「そうはいかない・・・(決意を目に浮かべて)わたしは欲しいものは必ず手に入れる。」
サラサーディ「あの男から逃れる為に必死になったわたしは、魔力の使い方を誤って魔界裁判にかけられました。
裁判長「判決を与える。被告を壷詰めの刑に処す。」
ジン「俺と同じ刑に。」
サラサーディ「ええ。でもわたしは安心しました。これであの男から逃れられる。いくらあの男でも壷詰めにされてどことも知れぬ人間の国に流されたわたしを追ってこれはしない。ところがある日、壷から呼び出されたわたしは恐ろしい望みを聞いたのです。」
壷を持ったひとりの女がすっと浮かび上がる。顔は見えない。
契約主の女「ワタシノネガイハタダヒトツ。」となりに立つ風左衛門が手を広げ操るような仕草をしている。
「ソコニイルオトコノアイヲウケイレナサイ。」
ジン「なんて野郎だ!契約主を操ってたのか。あの粘着野郎、そこまでするか!」
風左衛門「はぁーはっはっは〜!(狂気の表情で)言ったでしょう?わたしからは逃れる事は出来ないと。」
壷が激しく揺れる・・・ガッシャ〜ン!!壷が割れる。
風左衛門(手を伸ばして)「まさか!待て!待ってくれ!!」闇の中に消える風左衛門。
サラサーディ「あわれに思ったわたしの壷が自ら砕けてくれたのです。」ジン「それでここに?」
サラサーディ「あの男の思いどおりになるくらいなら地獄に堕ちた方がまし。それにここにいてもきっとあなたが見つけてくれる。そう信じていました。」ジンに身を寄せるサラサーディ。
抱き寄せようとして躊躇するジン「俺は、ダメだ。」サラサーディ「ジン・・・」
ジン「俺はお前に謝ろうと思っていた。必ず人間に戻す、そう誓っていた。千と一つの望みを叶えてお前を元の人間に戻す。ところがどうだ。俺までまんまと奴の罠に落ちてこのざまだ!迎えに来たんじゃない。逃げてきただけだ。俺はダメな魔物だ。大馬鹿野郎だ!」
サラサーディ(ジンの手をとりながら)「でも・・こうやって会えた。会えただけで嬉しい。それにあなたならきっとなんとかする。ここを抜け出して一緒に暮らせる日が、必ず来る。」
ジン「なんでそんなに楽観的なんだよ!」サラサーディ「それがあなたの力だから。」
ジン「買いかぶりだ。」
サラサーディ「今日の絶望が明日の希望に変わる。そう言ってた。その言葉に支えられて今日まで生きてこれた。だから・・絶対になんとかしてくれる。」
ジン「それは予知か?お前の魔力か?」
サラサーディ「違う。かすかに残った人間のこころ。希望という名の人間のこころ。」ジン「人間の・・・」
サラサーディ「信じて。あなたを信じる者を信じてあげて。そうすればきっと救われる。人間であるわたしを好きになってくれたあなただから。」
ジン「それも希望か?」サラサーディ「違う。確信。」ジン「サラサーディ・・・」
ドギー、スワン、魔物達がゾロゾロと現れる。
ドギー「ええい!捜せ!!」スワン「どこに消えた、あのガキ!お仕置きよ!」
ジン(サラサーディに向って)「逃げろ!」「悪いのは俺1人でいい。お前は今までどおり過ごしてくれ。」
サラサーディ「でも・・・」ジン「必ず、必ずここから抜け出す道を捜すから。」
サラサーディ「待ってる。いつまでも・・・。」ジン「行け」サラサーディを逃がすジン。
スワン「あんなところに!」ジン「これはこれは。地獄の負け犬さんたち。」
ドギー「負け犬ですってぇ〜!!あんた言っちゃいけない言葉を言ったわね〜。今の言葉で・・・(会場を見渡して)この観客の4割を敵にまわしたわよ〜!」(ちなみに3日は8割でした)
ジン「俺は命令されるのが大っきらいなんだ!たとえそれが地獄だろうと俺は俺のやり方を通させてもらう!」
(魔物に向って)ドギー&スワン「やっておしまい!」
襲いかかる魔物達。応戦するジン。その時、ガガガっという音がする。
スワン「空が!地獄の空が割れるわ!!」
__第6幕終了__
[PR]
by bisyamonkikkou | 2005-04-20 16:01 | 荒神覚え書き

「荒神」覚え書き〜第5幕〜その3〜

新九郎「え?」つなで「なに?」
うなだれていた義光がニヤニヤして立ち上がる。
剣風刀がすばやく新九郎から壷を奪い義光に渡す。
義光「ご苦労、風左衛門。見事な策だ。」風左「いえいえ」と口元に邪悪な笑みを浮かべながら答える。
つなで、チャリ&エンを見ながら「まさかあなたたちも・・・」
義光「最初からな。」剣風刀「こいつらもボラーと同じで我々に倒されて操られているのだよ。」
義光「こうやって魔物の壷を手に入れるために一芝居うったってわけだ。」
風左「契約完了しないと次の契約主にはなれない決まりでしょっ(毒々しく言葉を吐く)あなたたちに一度は城を返さないといけない。」新九郎「なぜ、それを?」
風左「わたしもね、昔魔法の壷を手にした事があるんですよ。ジンくんは魔物にしてはまっすぐないいやつですねぇ。まぁ、おかげで騙すのもたわいもなかったですがね。」
つなで「その為に更紗姫を犠牲に・・・」
風左(平然と)「安いものですよ。」
義光「さぁ、壷の中の魔物に願いごとをしないとな。(壷をこすりながら)出て来い、ジンっ!」
なかなか出て来ないジン。
義光「こら、ご主人さまがお呼びだぞ!出て来い、ジンっ!!」
白煙とともに怒りの顔であらわれるジン。今度は紫の衣装を着ている。
義光「俺の望みをかなえてくれるんだろう?」
ジン「あぁ、それが決まりだかんなっ!!」
義光(つなで達を指して)「そいつらをぶっ殺せ!」ジン「なにぃ?」
義光「そいつらだけじゃねぇ。俺に歯向かう奴はすべてだ。蓬莱国だけじゃねぇ、俺はこの倭の全部を天下を手に入れてぇ。この国を狙うすべての奴を皆殺しにしろっ!!」
ジン「てめぇ!!」義光「手始めにその目障りな蓬莱のガキどもをぶち殺してくれぇ。」
つなで「ジン!やめてっ!変な望みに縛られる事はないわっ!」
風左「おやおや、これは身勝手な。自分たちの望みは良くて他人のは駄目なんですか?それは甘過ぎるなぁ。」
つなで「でも私達の望みを無視して更紗姫を連れて逃げたじゃない!ジンにも自分の意志があるわ。」
風左「最終的に契約主の望みはかなうんですよ。」
義光「どうしたぁ、何をグズグズしているっ!」
ジン「俺の前から消えろ!早く!」
新九郎、刀を抜き「逃げろ!つなで!俺が時間を稼ぐ間に逃げてくれっ!」つなで「そんな・・・」
風左「悪あがきですねぇ、それじゃあ最後の仕上げといきますか。」と、太刀を抜きその刀で義光の胴を払う。ズバッ!!
目を剥き膝を付く義光。追い討ちをかけうように次々と襲い掛かる剣風刀とチャリ&エン。義光「き、貴様ら〜・・・」
風左「はい、ご苦労さん。」
倒れた義光と一緒に転がった壷がツボイに変わる。
ジン「て、てめぇは・・・」
風左「契約主が死ねば、魔物はその契約に呪われる。これで君は永遠にこの国の天下を狙う者たちを殺し続けなければならないわけだ。」
新九郎「そこまで考えていたのか!」つなで「ひどすぎるよっ!」
風左「あれ?人の心配をしている場合かな?」ツボイ「風左衛門、貴様・・・」
風左「おや、どうしました?ツボイさん。」ツボイ「貴様、魔物だな!」
風左「やれやれ、やっとわかりましたか。遅いんじゃないですか?」新九郎「魔物?あいつが?」
風左「魔物は契約主になれないんで、随分まわりくどい手を使いましたよ。でもね、結果的に大変おもしろいものが見られそうです。君もこの倭を滅ぼす魔神になるわけだ。さすがは魔物中の魔物、ジンさんだねぇ〜。」(嫌味たっぷりにジンにむかって語りかける風左)
ジン「くっそぉ〜」ツボイ「お前、何が狙いだ!」
風左「わたしはね、ただ無茶苦茶になればいいんですよ!この人間の世が!それが私にかけられた呪いなんです。」ジン「なに?」
風左「わたしはね、永遠の命を持った魔物なんですよ。君の恋人と同じように。」ジン「じゃあ、お前も・・・」
風左「そう、遠い昔・・・魔物の壷を見つけたわたしは、永遠の命を求めた。その結果魔物となってしまった。その時わたしは決めたんです!人の世を滅ぼし魔界に変え魔物の中の魔物になってやろうとねっ!」
ジン「お前、サラサーディを知ってるな!」風左「だったらどうなんですか?」ジン「てめえはよぉ!!」と風左衛門に襲いかかるが剣風刀に簡単にはばまれる。
剣風刀「契約の呪いにかかったお前ではそれ以外に使う魔力は半減だ。あいつらを殺す以外に道はない。」
ツボイ「ところがそうはいかない!」風左「何?」
ツボイ「わたしを誰だと思っているんだ?わたしは壷だぞ!」風左「だから何だ?」
ツボイ「どんな法律にも抜け道っていうのがあるもんだ。新九郎殿!わたしを壊せ!」新九郎「え?」
ツボイ「こういう無茶な事を考える奴がいるもんでね。わたしが最後の安全装置だ。壷を壊された魔物はこの世から存在しなくなる。すべての契約が無効になって魔界の地獄に堕ちる。」どこからかバットを取り出し、それを振るツボイ。
つなで「そんな、それじゃジンは?!」ジン「かまわねぇ、今よりはマシだ。」
ツボイ「だからジンなんかの担当になりたくなかったんだ。」ジン「ツボイ、すまねえ!」
風左「させるなっ!壷を取り返せ。」
ジン「新九郎!早くしろ!俺をただの人殺しの魔神にしないでくれっ!それじゃサラサーディにあわせる顔がない!」ツボイ「さぁ!早く!!」
新九郎「わかった!」とバットをとり・・・ガッシャ〜〜〜〜ン!!
ツボイ「いい腕じゃないですか。」
ジン「忘れるな!俺は必ず戻って来る!!」ジン、ツボイ、新九郎、つなでの4人、白煙と共に消える。
剣風刀「風左衛門さま。あいつらまで消えました。」エンジェル「どうやら壷の男が最後の力で逃がしたようです。」チャーリー「いかがいたしましょう?」
風左「あせる事はない。余興がひとつ、減っただけですよ。はぁ〜ははっは〜はぁ〜はっは〜。」と闇の中、背中を向けた風左衛門の無気味な笑い声が響く・・・
__第5幕終了__
[PR]
by bisyamonkikkou | 2005-04-18 16:09 | 荒神覚え書き

「荒神」覚え書き〜第5幕〜その2〜

エンジェル「魔力封印ロープ、これで彼女の魔力をしばらく無力化できるわ!」
更紗姫にかけよりロープを巻き付けるジン。
「あぁぁぁぁぁ!」苦しむ更紗。と同時にガクリとなる風左衛門と剣風刀。
風左「わたしたちはいったい何を?!」剣風刀「これはいったい・・・」
風左「奴だ!そいつが現れて、わたしたちは操られて・・・」と更紗を指差す。
義光「なんだ!なんだ!裏切りか?これは裏切りか!」
チャーリー&エンジェル、義光を取り押さえ手錠をかける。
ジン「新九郎!つなで!親父さんの仇だ!」
風左(土下座をして)「申し訳ありませんでした、新九郎様そしてつなで様。」
剣風刀(同じく土下座をして)「われらその魔物の力で操られすっかり悪の手先を成り果てておりました。」
風左「この風賀風左衛門、心より反省しております。いや、我ながら実に情けない・・・」首を振り本当になさけなそうな風左。
新九郎「操られていたのなら仕方ないな。」つなで「兄上!!」
ジン「仇をとらないのか?」
新九郎「今さらこの男の首をとっても父上や死んでいった者たちは戻らない。っていうかすでにこの顔じゃ別人だし。」
風左「あっぱれな心がけ。さすが上に立つ者にふさわしい器量ですねぇ。」すっかりヨイショ野郎な風左。
「しかし、この女も恐ろしい魔力です。殿に魔界の力を与えこのような姿に変えるとは・・・」と言いながら更紗の近くによる。と、その時かけられたロープをはずし風左の後ろからそのロープを風左の首にかける更紗!
苦しむ風左!ジン「だめだ!やめろ!」更紗を風左から引き離す。
更紗「わらわを裏切るか!風賀風左衛門!」刀を抜き後ろ手に更紗をズブリと刺す風左。
くるりと振り返り、上段に構えた剣を袈裟がけに斬り降ろす。
「あぁぁぁぁぁーーーーー!」悲鳴、白煙とともに消え去る更紗。
風左「・・・最後まで恐ろしい魔物でした・・・」
ジン「あんまりいい気持じゃねえな。同じ顔の女が死ぬのを見るのは・・・」
「さ、つなで、新九郎。城を返すぜ。」つなで「うん。」新九郎「その男は?」と義光を指差す。
エンジェル「魔力が厄介だからね。とりあえず魔界警察であずかるわ!」オーバーアクションで答える。
ジン「これで契約完了だな。」ツボイ「そういう事になりますね。」と新しいポイントカードをジンに渡す。
ジン「これを・・・」(カードに拇印を押して)つなで「うん、ありがとう。」
手品師のようにパッと白い小さい花を取り出してつなでに渡すジン。
「また困った事があったらいつでも呼べよ。」つなで「うん!」
「じゃあな!しっかりやれよ!新九郎!!」
ポン!!白煙とともに消え去るジン・・・「ありがとう!!ジン!!」
降りてきた幕に「完」の文字が映し出される・・・
__________________
風左衛門「これで終わりだと思っているんですくわぁ?」
[PR]
by bisyamonkikkou | 2005-04-17 23:09 | 荒神覚え書き

「荒神」覚え書き〜第5幕〜その1〜

第5幕
蓬莱城天守閣
(4月3日バージョンで。8日バージョンは当日の日記参照)
黄色い衣装の侍女達のあとに続いて義光が出て来る。
衣装はさっきと同じだが顔はボラー(っていうか橋本さんが義光になっている。)
傍らにが着ぐるみ猫。中身は前の義光(っていうか磯野さんが中に入ってる。)
文字どおり侍女のお尻を追いかけまわす義光。
「俺の子供産んで、なぁ産んで。4人でええねん。」きゃーきゃーいいながら逃げる侍女達。
「手鏡するぞ〜!俺、頭はええねん。」もう言いたい放題である。
このニュー義光、強烈でたちの悪い関西弁の柳沢慎吾の様に見えるのはわたしだけか?
玉座にどっかと腰かける義光。風左衛門に問いかける。
ニュー義光「どうだぁ、わしの存在感は増したか?」
風左「はい、もはやバイト君ではなく正社員なみの輝きにございます。」
ニュー義光「そうやな、正社員やったら福利厚生もしっかりしてて安定しててえーわなぁ、って出来もせんボケ突っ込みしてもたやないかっ!!中途半端や!それを言うなら重役やろ!」
「俺もメンズ・ノンノでデビュー、ガラスの仮面でブレイク、バレンタインのチョコレートはゴミ箱ポイかっ?」
笑っているのか肩が震える風左。
「お前は、そうやって客席に背を向けるとすぐ油断する!なんか言葉用意しとけ!」
剣風刀の方を見るニュー義光「おい!お前!なんか、ものまねしろ!」
いきなり振られて困る剣風刀。「ええわ、お前は元からつんくに似てる。」
そこへ入ってくる寂輪と突破。「殿、殿!」と義光を捜す。
「わしじゃ〜。」玉座に座っている義光を見て驚く寂輪と突破。
ニュー義光「この伊神義光生まれ変わったようだ。」
風左「そうやってわざわざ名乗りを上げなければ誰だかわからない程にございます。」
寂輪「しかし、なぜこのような事が・・・」
風左「魔力をつければ存在感が増すかと思ったのですが、あのボラーという男の魔力というか存在というか芸風が濃すぎたんでしょうねぇ、それで顔までそっくりに。そして押し出される様な格好で猫の七宝ちゃんに義光様の顔が・・・」
ニュー義光「なるほど、他人の空似というやつだな。」
風左「全然違います!」
ニュー義光「全然違うんだよぉ!」と猫の七宝ちゃんを蹴りあげる。「ところでお前たち、見つかったのか蓬莱のガキどもは。」
寂輪「それがまだ・・」ニュー義光「なに?」
風左「殿、それについては・・・」とニュー義光に耳打ちを・・・しに来たところを腕を掴まれ、懷に手を突っ込まれる!目を丸くして思わず身を硬くする風左。(きっとこの時弱点を見破れて新しい風左いじりを思いつかれたんだろうなぁ。)
ニュー義光「ほう、それはおもしろいな。」人が変わったように(変わったんだけど)不敵に笑う義光。
と、そこへ閃光とともにジン、ツボイ、つなで、新九郎の4人があらわれる!
ジン「姫はどこだ!伊神義光!ってあれボラーじゃねえか?!」
エンジェル「違うわ!ジン!あれはボラーじゃない!」
ニュー義光「そのとおり、俺が伊神義光だ!」ジン「でもその顔・・・」
チャーリー「乗っ取られたんだよ!」
ニュー義光「貴様が更紗姫のケツ追っかけまわしてる魔物か?昔の女の面影追うなんざ随分女々しい奴だなあ。」
ジン「なんだと!誰に聞いた?」ニュー義光「ここに洗いざらい書いてあるよ。」とボラーのノートパソを見せる。
チャーリー「あれはボラーの!」
ニュー義光「蓬莱のガキどもに手を貸すんならこの義光の敵って事だ。」ジン「敵ならどうする?」
ニュー義光「たたき潰すまでだ!」ボラーの魔弾に吹っ飛ばされるジン。
エンジェル「気をつけて!魔力はボラーと同じだけあるみたい!」ジン「先に言ってくれよ〜。」
そこへあらわれる更紗姫「またお前か!壷の魔物。目障りな奴、今度こそ消してやる。」
更紗姫の放つ魔弾をまともに受けるジン「もっと俺を責めろ!」
ツボイ「感じているんですよ。彼女の力を。」
つなで「見極めようとしてるんだわ、自分の身体で。本当に彼女が自分が愛した人かどうか。」」
ジン「お前はサラサーディじゃない!」更紗姫「最初からそう言っている!」
ジン「じゃあ誰だ?なぜ同じ顔をしている!」
次々にあらわれたゾンビ盗賊達、寂輪、突破、剣風刀がジン達を襲う。
[PR]
by bisyamonkikkou | 2005-04-17 02:23 | 荒神覚え書き

「荒神」覚え書き〜第4幕〜その2〜

ジン「わかったよ!!どうせ俺は人間の女になんか惚れた大バカ者だ!そうやって規則規則でしばってろっ!でも俺は負けねぇ!!」
突然、ツボイとジンの間に割って入るつなで。
「あたし!お・う・え・んしてるよっ!!」妙に張り切ってるつなでに怪訝顔のジン。
「いいじゃな〜い、大バカ者!利口ぶった男じゃ人間と魔物の壁を超えた恋なんか出来やしないわっ!」
ジン「誉められてるのか?」
つなで「うん!あたしもね〜捜してるの!いいなずけを。」「はっきりとは覚えてないんだけど幼い頃、よく蓬莱城で遊んだわぁ。色が白くて、つないだ手の平がすべすべだったのは覚えてる・・・歳は兄上より少し上。蓬莱城から逃げる時に『必ずまた会える』その声だけは耳から離れない。」
うっとりと自分の想いを話すつなで。
「だから、また会える。あたしもそう信じてるの!あなたと同じように。あの更紗姫があなたが捜している人だとしても、きっと元に戻せるよ。」
「ドリィームズ、カム、とぅるぅぅぅぅぅぅ〜!信じていれば夢は必ず叶う!!」
ジン「おう!」つなで「あなたの力で!!」ジン「おう!!」つなで「恋の力で」
ジン「え〜(*^^*)」と髪に手をやり大テレ。
つなで「何照れてんのよぅ!頑張りましょう!!」
ジン「それでさっきボラーからかばってくれたのか?」
「うん!よぉぉぉぉぉぉっし!!」と気合いを入れて舞台奥の洞穴に走りさるつなで。
?なジンに新九郎が説明する。
「おしっこに行ったんだよ。あいつああやって盛り上げないとおしっこに行けないんだ。」
「こないだなんか『ローレライ発進!』とか言って水の中でやってたよ。
(はぁい、わたしも「ローレライ」見ました。いいお仕事でしたツボイさん、もとい粟根さん。でもね、新九郎さん、ローレライはシステムの名前だから発進はしませんよ。発進するのはイ507号)
ツボイ「かばわれたのか?」ジン「あぁ、逮捕されそうになったとこをな。」ツボイ「やれやれ契約主にな。」
新九郎「お〜い、つなで!こっちは来る途中に何か食べ物とそれからこれに酒を」と呼び声に戻ってきたつなでにとっくりを渡す。
新九郎「でも、やっばいよな〜。」「あれ、やっばいよな〜。」
ジン/ツボイ「何が?」
新九郎「さっきの話し、あれまんざら作り話でもないんだよなぁー。で、実はつなでのやつ、とっくに会ってるんだよなぁー。」
ジン/ツボイ「誰と?」新九郎「いいなずけと」
ジン/ツボイ「誰の?」新九郎「つなでの」
ジン/ツボイ「どこで?」新九郎「ここで」
ジン/ツボイ「いつ?」新九郎「ずーっと」
ジン/ツボイ「誰だよ!!」
餅兵衛「それはわしですぢゃ!」
ジン/ツボイ「ええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」餅兵衛「つなで様のいいなずけはわしですぢゃ!」
ジン「でもさっきのつなでの話しだと新九郎より少し上だって・・・」
新九郎「そう、少し」ジン「少しってこたぁないだろ!」
新九郎「三つ上だっけ?」ジン/ツボイ「ええええええええ〜(@@)!!」
餅兵衛「こう見えてわしは老け顔ですぢゃ。」ジン「老け顔ってあんたいくつだよっ!」
餅兵衛「二十八」ジン/ツボイ「ええええええええ〜!!」
ツボイ「それはいくらなんでも無茶だ!」
餅兵衛「いくらなんでも無茶なくらいすごい苦労をしたのですぢゃ。」
ジン「です『ぢゃ』ってそんな二十八はいないだろう?」
新九郎「仕方ないんだよ。この老け顔のせいでつなではこいつをじいや呼ばわりしてるからそれに合わせてるうちにしゃべり方まで年寄り臭くなったんだよな。」
ツボイ「はは〜ん、読めた。恐らく彼女は目をつぶっているのですな。いいなずけが餅兵衛さんであるという記憶を封印しているのです。(と箱の蓋をしめるしぐさ)そして美しい想い出だけにすがっているのです。」
ジン「そりゃそうだよなぁ。これはあんまりだ(と手でばってんをするしぐさ)普通生きていけねぇよ。」
新九郎「だからこの件だけは絶対につなでに内緒だぞ。」
ジン「もちろんだ!あいつにばらす奴は俺がただじゃおかねぇかんな。あいつは俺を助けてくれたんだ!」
その時、食べ物を盛ったお皿ととっくりを持ってつなでが洞穴から出て来る。
つなでの肩を引き寄せてジンがくり返す「いいか!絶対秘密だぞ!つなでのいいなずけがこいつだって事はよ!」
皿を落とすつなで。ガッシャーーーーーン!
皿の割れる音にハッとする一同。
ジン「あ、ち、違うんだ!違うんだ!これは何かの間違いだ。ほら(といって餅兵衛の手をとり)手だってガサガサ・・・ぐわぁぁぁ〜〜〜!スベスベだぁぁぁぁぁぁ〜!!」
つなで「いやぁぁぁぁぁぁ〜!!」絶叫とともに去っていく。
「つなで様ぁぁぁぁ」追おうとする餅兵衛にラリアートをかますジン。
異常に高くふっとぶ餅兵衛(すごい、逆木さん)
新九郎「どんなに高く飛んでもお前じゃだめなんだよぉ!」
ツボイ「減点の対象だな。」ジン、頭をかかえ「ごめんなちゃい。」
新九郎「あ〜あ、蓬莱家の家宝の二合どっくりがコナゴナだ。」
ツボイ「接着剤、貸そうか?」「これはなんでも元通りにする接着剤なんですよ。物だけじゃない、人間に塗れば、怪我したところや悪いところもたちまち治してしまう魔法の接着剤。」
その話しをきき耳をたてて聞いていた餅兵衛、食事の様子をしに行くフリをして、こっそりその接着剤をくすねる。がすぐにツボイに見つかって取り上げられる。
と、そこへブォンブォンとバイク音とともにチャーリー&エンジェルが現れる。
相変わらずのオーバーアクションでボラーが蓬莱城も魔物にやられて自分達も危うくやられるところを逃げ出してきた、手を貸してほしいと言う。
ツボイ「あの更紗姫がそこまで・・・」ジン「あいつはつなでを喰おうとした。」
ツボイ「何?人間を喰うなんて魔物の中でも最低の連中だぞ、外道の仕業だ。」
ジン「俺には、信じられない。本当にあれがサラサーディなのか?行こう!行って確かめる!」
そこへ、鎧を着たつなでが現れる。「わたしも連れってて!」
新九郎「やけになるな、つなで。」
つなで「やけなんかじゃない!蓬莱城を取り戻すのがあたし達の望みでしょう!だったらあたし達も行って同前じゃない!」
危険な目にはあわせられないと言うツボイに、チャリー達にここがわかったのなら魔物達だって気付いているはず、ここに残る方が危険だと主張する。
つなで「わたしはもう待たない!自分の人生、積極的に責めてくの!そして新しい恋を見つけるの!!」
「わしも。」と着いて行こうとする餅兵衛にぺっぺっと唾をはきかけるつなで。
新九郎「面が割れているのは俺達二人だ。お前はここにいてくれ。」
つなで「蓬莱城を取り戻して帰ってくるから。ご飯作って待ってて!じ・いとして!」
新九郎「待っていてくれる者がいる方が帰ってこれるよ。」と皿を渡す。
ツボイ「もし、サラサーディだったらどうする?」「迷っているなら行くな。」
ジン「外道に落ちた彼女を止められるのは俺だけだ。」
つなで「大丈夫よ、ツボイさん。ジンはさっきも守ってくれた。」
エンジェル「いいじゃないの。この子たちの安全はわたしたちが補償するからさぁ。」
バイクの後ろに乗り込むつなでと新九郎。
ジン「よおし!そうと決まればぐずぐずしてるのは性にあわねぇ。一気に飛ぶぞっ!目指すは蓬莱城天守閣だ!」
光りとともに消えていくジンたち。
降りてきた幕の前に餅兵衛が現れる。手にはさっきの接着剤を持ち、体や顔に塗りたくっている。
__第4幕終了__
[PR]
by bisyamonkikkou | 2005-04-15 17:02 | 荒神覚え書き

「荒神」覚え書き〜第4幕〜その1〜

第4幕
場面は蓬莱国の果て、隠し谷。
新九郎とツボイがたき火をしている。その周りを小太りの男(顔には皺がいっぱい描かれてある)がウロウロしている。
新九郎「落ち着け餅兵衛。つなでなら大丈夫だ。」
餅兵衛「若はまったくのんびりしておられる!」と二人で蓬莱城に乗り込んだ無謀な行動を責める。
新九郎「城から逃げたのは15年前、まだ子供の頃だ。顔を見られてもわかりはしないとつなでが言うから・・・」
二人に何かあったら亡くなった前の城主であった父上に申し訳ないと言う餅兵衛。
「死ぬ気で育てあげたのですぢゃ。あちらの畑に忍び込んでは食料を、こちらの屋敷に忍び込んでは・・・」
と身ぶり手ぶり・・・要するに泥棒だ。「今ではすっかりこの隠し谷に住む大泥棒に・・・」
その話しを聞いて怪訝な顔をするツボイに「まぁ、泥棒でもなんでも、餅兵衛は、そうやって俺達を育ててくれたのさ。」と新九郎。
「まぁ、焦っても仕方がない。ジンと一緒ならつなでさんは大丈夫ですよ。」というツボイに
「黙れ!メガネ」とくってかかる餅兵衛。
「メガネですけど。」と開き直るツボイ。
「しかも壷じゃと!」「壷ですけど!」
「まったくくだらぬ事を」「くだりませんけどっ!!」←ここのやりとり、ツボイの言い方が妙に可笑しい。
と、そこへ突然帰ってくるジンとつなで。
「つなで様〜〜〜〜!!」駆け寄る餅兵衛をブン殴るジン。
「ぐゎっ!!」と吹っ飛ぶ餅兵衛。すぐさま立ち上がって再び駆け寄る。また、ジンに張り倒される!
「ぶゎっっ!!」とさらに吹っ飛ぶ!
「じい!!大丈夫?!」と倒れている餅兵衛に駆け寄るつなでにジン「え?」
ツボイ「この人は味方だ。」新九郎「疼木餅兵衛、俺達を守って育ててくれた。」
ジン「でも、こんな怪しい顔して?!」
ゆさぶってもなかなか気がつかない餅兵衛になんとつなでは火のついてる薪を一本拾い、事もあろうにそれを餅兵衛の顔に押し当てる。
「ジューーーーー!!」「あつつつつつつー!」気付く餅兵衛。
「良かったぁ」抱き合うつなでと餅兵衛。つなでの手に持たれた薪が餅兵衛の背中に・・・
「あたたたたたー!!」あわてて薬をさがすつなで。新九郎がかばんの中から塗り薬を差し出す。
「からし」とかかれたそのチューブの薬を餅兵衛に塗るつなで。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー!!!」逃げていく餅兵衛。
大きな手の平型のレーダーをどこからともなく出し「うん、追われていない。」と確認するジン。
ツボイ「追っ手がいるのか?」
つなで「お姫さまを捜していたら逆にあたしたちを捜している連中がいるのに気がついて逃げてきたの。」
ツボイ「何を考えている?ジン」ジン「そっちこそなんだよ!ボラーが来たぜっ!あんな事でわざわざ連絡しやがって」
ツボイ「あんな事?敵の中に契約者を置き去りにするのがあんな事か?無茶をするな!」とジンを諌める。
捜していた恋人に出会ったんだから仕方がないじゃない、というつなでに新九郎は、自分達はけっして死んではいけないんだと言う。
その理由をツボイが説明する。
「いい加減ルールを覚えろ。契約者が満足するまでその契約は解けない。途中でもし契約者が死ぬような事があったら契約だけが残るんだ。絶対に満足されない望みにお前は永遠に縛れる事になる。そうなったら無限地獄だぞ。」
つなで「そんな・・・ひどい!」ツボイ「ひどいんですよ。これは罰だから。」
[PR]
by bisyamonkikkou | 2005-04-15 09:20 | 荒神覚え書き

「荒神」覚え書き〜第3幕〜その2〜

「これが法律ってやつだ。いい加減、覚えろ、ジン。」
「これは?」と不思議顔のつなでにボラーはジンが千と一つの望みを叶えるまで壷から出られない事、それがジンに下された罰である事を説明する。
魔物が人間に何かしてやるという事ほど屈辱的な事はないということも。
つなで「いったい何をして捕まったの?」
ボラー「こいつはな、柄にもなく人間の女に惚れちまって永遠の命を与えちまった。永遠の命を得た人間はもう人間じゃねぇ。そいつは魔物だ。人間を魔物にしちまうのは重大な法律違反なんだよっ!」
つなで「それで更紗姫があんな魔物に・・・」
ボラー「そういや、そんな名前だったな。」とおもむろにズボンのデカいポケットからノートパソコンらしきものを取り出す。
つなでがそれは?と聞くと、最近物忘れがひどくなってこういうものを持たなくちゃやってられねぇと答えるボラーに、ジン「しょうがねぇよなぁ、母ちゃんがミンミンゼミじゃ。」
ボラー「ミンミンミン!お父ちゃん飛ばれへんわ〜。お父ちゃん!ってこんな突っ込みしかでけへんやないか!さてはお前誰かに入れ知恵されたな?自分の言葉でしゃべれ!!」
「ここにはな、こいつがあの背のたか〜いたか〜い姉ちゃんを口説く為にこーんな高いくつをダイアゴン横町で買ったとか、メンバーの三宅健と並んで時はかかとをこんだけ上げる(とかかとを上げるしぐさ)とか」(爆)「全部入ってんだよぉ。」
ジン「てめぇ!それ以上、無駄口たたきやがると!!」とボラーに剣を向けるジン。
その剣を見て異常な興奮状態に落ち入り、雄叫びをあげ自分の剣を振り回すボラー。
あげく、その剣を自分の首に刺し、ゆっくり抜きながら・・・
「気持ちい〜!ちょ〜気持ちい〜」(by北島康介)
「めったな事をするな!なぜ俺に剣を向ける?もっと大人になれ、ジン!身長以外は大人なんだから」(爆)
「さぁ、あの歌を歌おう」とV6のありがとうの歌を歌いだすボラー。客席に手拍子を求める。
「さぁ、どうした?最初から歌おう。」ともう一度最初から歌い出し・・「あ、そうかお前他のメンバーのパーツ知らねぇもんな。」
「今、俺に歯向かったら今度は壷詰めじゃすまねぇぞ!永久凍土でこの世の終わりまで氷漬けだっ!」
「そうなったらサラサーディはニ度と救えない。」
それが一番辛いジンは、剣を引く。そのジンにボラーが手錠をかけ連行しようとすると・・
つなで「違う!」ボラー「何が?」つなで「頼みました。」ボラー「え?」
つなで「あれはわたしが頼みました。遠くへ連れてって。」ボラー「なんで?」
つなで「よくあるでしょう?年頃の娘には。理由なんてない、どこか遠くへ行きたい!ここではないど・こ・か。」すっかり夢見る少女の顔つき。
「ジンは連れっててくれたの。理由も聞かずにメーター倒して夜の街を走ってくれる小粋なタクシー運転手のように・・・」
ふられたジンは、タクシードライバーになりきり、たばこをふかしギアをローに入れつなでを乗せて発進する。
つなで「アフリカ象が見たいっ!!」パオーン !「ほら、あれがアフリカ象!あんなに大きい。」
「っておまえら見とる方向が別々やんけっ!!」とボラーが突っ込む。
つなで「刑事さんならわかるでしょ、こんな女ごころ。そんな小鳥のような目をした刑事さんなら。」
チュチュチュチュチュッ♪
ボラー「うんうん、そうかそうか、よしよし、わかったわかった、あ、アリさんだぁ。頑張れ頑張れ!!」
「さぁ、掘ろう、一緒に掘ろう、アフリカまで掘ろうな。」と地面を掘るマネ。つなでも一緒に掘るマネ。
ボラー「なんで掘っとんねんっ!」(ってあんたが掘らしたんやろ。)
すっかりつなでのお芝居にだまされたボラーは、ジンのカードを奪った時と同じ踊りを踊りだす。
パコッ!と手錠が外れる。
ジン「普通に外した方が早くね?」ボラー「これは俺のこだわりだ。」
「さ、早く行きましょう!」と自由になったジンとつなでは更紗姫が去った方向へと走り出す。
「頑張れよ〜!」と脳天気に見送るボラーは、独り言。
「まったくこんな事で緊急連絡しやがってよ、え、イービルツボイさんよぅ。ジンの親父さんが生きてたら又、三人で一杯やりてぇなぁ。」「なぁ、ダンブルドア先生よぉ!」(とここから繰り広げられるハリポタネタは残念ながら未見のわたしにはさっぱり?なのでパス。)
そしてどういうはずみか自分の腕に手錠をかけてしまうボラー。
踊りの魔法ではずそうとするが複雑な?踊りなので手錠をかけた不自由な体では踊れない。
「くっそー!鍵作っときゃよかった。っとこんなところに都合よくバイク泥棒が!お〜いそこのバイク泥棒さ〜ん!」
現れたのは剣風刀。ボラーに近付き剣を抜き、大上段から振り降ろす!手錠で受けるボラー。その手錠が切れる。
ボラー「この魔法手錠の鎖を・・・てめぇ、ただの人間じゃねえな!」
そこへ現れた更紗姫の顔を見て驚くボラー「お前は」
ゾンビ盗賊、義光、そして風左衛門も登場。
ボラー「貴様ら〜!俺が誰だかわかっているのか?」
風左「知っていますよ。魔界警察のドン・ボラーさん。」
更紗姫の合図でボラーに襲いかかるゾンビ盗賊達。
ボラー「いい加減にしないか!こんな真似をしてこれ以上ジンを悲しませるなっ!」「いや、違う、これは・・」と手元のノートパソコンに手をやる。その隙を狙ったかのように剣風刀の剣がボラーを襲う!「くそ〜。」と無念げに倒れるボラー。
倒れたボラーが手にしていたノートパソコンを拾う剣風刀。
「これはっ!!」

「この男、この状況でエロサイト♪をっ!!」
「なにぃ!!」と色めきたちパソコンに群がる男達。風左ももちろん、目を輝かせて(爆)
義光もその輪の中に入ろうとするが「見るな!バ〜カ!!」と剣風刀に追い払われる。
パソを覗き込み「おー!」「おー!」と感嘆の声をあげる男ども。
剣風刀「次、いきま〜す!」
一同「はぁ〜い!」
風左「インリン・オブ・ジョイトイ・・・このインリンというのは人の名前なのか?」「そうそう」と答える剣風刀に感心したようにうなずく風左。
(取り巻きから離れている)更紗「風左衛門。」と風左を呼ぶ。全然気付かない風左、エロサイトに見入っている。
風左「オブ?オブというのは」
更紗「風左衛門。」チョンチョンとゾンビ盗賊に「呼んでる、呼んでるよ。」と肩をたたかれ、ようやくわれに返る風左衛門。
更紗「この魔物も喰らってもよいのか?」
風左「それでは共食いになりますゆえ、ご自重をっ。」「ちょい殿!!」と義光をひとさし指で呼びつける。
「殿は存在感の薄いのを気にしておられましたな。」「この男の魔力を使って濃くしてあげましょう。」
義光「出来るの?そんな事?濃く?」
風左「(力強く)濃く!
義光「ポンジュースのように?」風左「ミニッツメイドのようにっ!!
義光「サンキストみたいに?」風左「ウェルチのようにっ!!!」義光「いいの?」
風左「なんだかわからない魔物がウロウロしています。殿が力をつければ蓬莱城も安泰ですよ。」
「お前たちはあの娘を追いなさい。」風左衛門の指示にゾンビ盗賊たちが走り去る。舞台上に二人残る更紗と風左。
舞台上手をじっと見ている更紗に声をかける風左「どうなさいました、姫。」
更紗「あのジンという男・・・なぜ、わらわの事を・・・。」
風左「あなたの事を?」
更紗「昔から知っているような口ぶりでした。・・・風左、わらわは恐い。」と不安げに風左に身を寄せる更紗。
風左「何をおっしゃいます。あなたはこの国でもっとも力を持ち、そしてもっとも美しいお方。」
更紗「わらわを守ってくれますか?」と風左の肩に顔を埋める更紗。抱き寄せる風左。
風左「風賀風左衛門、この身に変えても。」
シルエットになりすーっと奈落に沈んでいく二人・・・
__第3幕終了__
[PR]
by bisyamonkikkou | 2005-04-13 16:20 | 荒神覚え書き

「荒神」覚え書き〜第3幕〜その1〜

第3幕
ジンの思い出の中。
ジン「サラサーディ!いるのか?サラサーディ!」
サラサーディ(として緒川たまき)登場。「ジン、あなたなの?どこ?」
(声の感じが先程更紗として出て来た時と違う。妖しさは消え凛とした響き。)
(ホッとしたように)「あ、いた。」
ジン「お前、もう目も見えなくなっているのか・・・」(心配そうに)
サラ「ううん、見えるよ。」ジン「嘘をつくな。」
サラ「嘘じゃない、治ってきてるの、元気になってるの。」
ジン「やめろ、俺は魔物だ!隠してもわかる。」
サラ「魔物じゃない!ジンは・・・ジンよ。」←サラサーディのこの台詞がいい。何ごとにも惑わされない強い人なのだという事がわかる。
目は見えなくなってもジンの姿は、いつでも見える、というサラサーディにジンはガラス瓶を渡す。
永遠の命の水、それを飲めば永遠の命を手に入れる事が出来、病気も死も恐れることはないと・・・
ジンを信じ、一気に飲み干すサラサーディ。
力が満ちて来る、と微笑みを浮かべたのもつかも間。
グツッグツグツグツ、恐ろしげな効果音にあわせ、苦しそうに身をよじるサラサーディ。
「違う!これは?別の・・・何!?」「見ないで!わたしを見ないで!!」ジンを遠ざけようとする。
追うジンをロボコップの様な扮装の面々が取り囲み拘束服のようなもので捕獲する。
裁判官と検事が現れ、ジンに判決が下される。
検事「被告は魔界の掟をやぶって人間に永遠の命を与え、その結果彼女を魔物に変えてしまいました!」
ジン「魔物?サラサーディが魔物になったっていうのか?」
検事「永遠の命を得るという事はわれわれと同じ魔物になるという事だ!」
ジン「違う!俺は、俺は本当に知らなかったんだ!」
裁判官「判決を言い渡す!被告を壷詰めの刑に処す!!」
ジン「やめろ!俺はあいつを!サラサーディを探さないと!放せっ!!放っせぇ〜!!」

つなで「何?いまの?あなたの・・・思い出?」
ジン、サラサーディ、くっついて一緒に消えたつなでの3人はジンの力で蓬莱国のはずれの西の森というところまで飛んだらしい。
更紗姫に大事な話しがあるというジンに自分達の望みを叶える方が先だ!と主張するつなで。
うっとおしくなったジンは、魔力でつなでを吹き飛ばそうとするがつなでには効かない。
魔力は契約主には効かないのだ。
そこに現れた更紗、「その娘が邪魔なのか?」「喰ってあげる。若い娘の魂を喰らうのは久しぶりじゃ、さ、喰わせてたもれ、その魂。」
つなでの魂を食べてしまおうとする更紗を必死に止めるジン。
サラサーディが自分の所為でこんな恐ろしい魔物に変わってしまったと思い込んでいる。
「人間の望みを千とひとつ叶えれば、魔界の恩赦で望みがひとつだけ叶えられる。それでお前を元の人間に戻すから!」というジン。
「いったい何を言っている!わらわは更紗、お前などとは会った事もない。」ジンの事が全くわからない更紗にジンは胸からペンダントを取り出し「想い出石だ。俺とお前の想い出を封じ込めた宝玉だ、これでも思いださないのか?」(このペンダント、劇場で販売すれば売れただろうになぁ)
何を言ってもつなでを襲う事をやめない更紗にジンは仕方なく剣を向ける。
「お前が人間を傷つけるな!!」(切ないジン)
「剣を向けるのか!この更紗に!!その無礼、決して許さぬ!!」と踵を返し、走り去る。
ジンが追いかけようとしたその時!
サイレンが鳴り響く中、派手なバイクに乗って現れた1人の男!!
ジンと同じとんがり耳、ひげもじゃらのその男は・・・魔界警察のドン・ボラー!(橋本じゅん)
(サングラスをカッコつけて外しながら)「逃がしゃしねえよ、ジン!」
ツボイからの緊急連絡で駆け付けたというボラーに対し、それにしては早過ぎる、さては自分を見張っていたな!と毒づくジン。
ポイントカードを出せというボラーに無視するジン。
そこに♪ぴゃらら〜〜♪と中近東風の蛇使い?のBGMのような音楽が流れる。
それに合わせ踊り出すボラー(爆)なんか短い手が可愛い
最後の「ムハッ!」というかけ声とともにその手にポイントカードが!
ボラー「ふぅん、259ポイント。ここまで259人の望みを叶えたのか、頑張ったじゃねえか。だがそれもこの一回の違反でパァだ!!」とポイントカードを破り捨てる。
「あぁーーーーーー!!ポイントカードがぁ!ぴょいんときゃーどがぁぁぁぁ!!」と破れたカードを寝転んで拾い集めようとするジン←ここ!すこぶる可愛い♪
[PR]
by bisyamonkikkou | 2005-04-13 09:26 | 荒神覚え書き

「荒神」覚え書き〜第2幕〜その2〜

剣風刀「この城を乗っ取った時に蓬莱の一族は根絶やしにしたと思ったがよくぞノコノコ戻ってきたな、この腐れガキども!と殿は申されておる。」
義光「え?」風左「さすがは伊神義光様、恐ろしいお方だ!」
剣風刀「逃しはせぬ。お前らの首をはねろ!儂は血みどろが大好きじゃっ!と殿は申されておる。」
義光「えー!?」
襲い掛かる剣風刀!迎え撃つジン!「こういう荒っぽい仕事なら俺の得意技だ!まかせとけ!!」
そこへゾンビ化した盗賊達と更紗姫が現れ、更紗姫が手をかざし、その手から光線がジンめがけて発っせられる。
光りに包まれ、動けないジン。
更紗「面白い者が迷いこんできたようですね。魔物ですか。この国のものではないようですね。」
更紗の顔を見たジンは驚き「お前は!?やっと!やっと見つけたぞ!!サラサーディ!」
更紗「サラサーディ?わらわは更紗姫だ!」ジン「俺の顔を忘れたのか?!」
めんどくさい!と更紗姫を連れて逃げようとするジン。駆け寄ろうとする一同を魔力で吹き飛ばす。
(この場面、よく見ると結構アクションしながら吹き飛ばされてる>風左衛門)
白煙とともに消えようとするジンと更紗につなでが引っ付く。
ジンの消えた後、ツボイが赤いサイレンの様なものを出し、鳴らす。
新九郎「それは?」ツボイ「緊急連絡です。」
「その男だけでもとらえましょう!」という風左の指示に襲い掛かる剣風刀。
ツボイ「わたしを誰だと思っている?」剣風刀「?」ツボイ「わたしは壷だ!!」剣風刀「はぁ?」
隙をついて閃光とともに消えるツボイと新九郎。
(残った風左、剣風刀、義光の三人、客席に背を向け、舞台奥に進みながら・・・)
剣風刀「申し訳ありません」義光「風左衛門、いいのか?」
風左「すぐに追いましょう。しかし、あんな魔物がいようとは、」と、その時舞台奥から光りが射し三人の動きがピタリと止まる。
(この時、風左は手をあげたままピタリ)
グワングワンとバイクのエンジン音とともにバイクに乗った変な格好の(タイムボカンのドロンジョ様風?)男女が現れる。
お互いをチャーリー、エンジェルと呼び合うこの二人はツボイの緊急連絡で駆け付けた魔界警察の警官。
台詞とまったく関係のない派手な動き。無駄な動きで笑いを誘う、って言うか文章には表せない!
広げた傘のようなもの(って傘だけど)をレーダーに見立て位置確認、そこにあらわれた魔力の波動がジンのものである事を確認。
「よし、ここはいいだろう。時間的拘束を解除してこの人間達の記憶を消したら撤収だ。」というチャーリーにエンジェルが驚いた声で「他にもいるわ、魔物が。それもかなり強い、こんな強力な魔力波動・・・」
と、その時剣風刀の金縛りがとけ、チャーリーとエンジェルに斬りかかる!
エンジェル「そんな!」チャーリー「まだ登場したばっかりなのにぃ〜」
死ぬ間際までオーバー極まりない派手な動きの二人。
風左「どんなジャンルの芝居なんだ。」
二人の身分証明書を手にとる風左、「魔界警察第一課、マオ・サイコとクビラ・イー。チャーリーでもエンジェルでもない・・・」
「風左、これは?」と話し掛ける義光を見てハッとする風左「殿!まだおられたのですか?」「剣風刀、殿を。」
剣風刀「殿!殿!どこですか?」目の前にいる殿に気付かない剣風刀に風左が義光を指差し手でひとがたを作る。
やっと気付いた様子の剣風刀「殿!こんなところに衣装を脱ぎ捨てて!!さてはマッパですなぁ〜!」(爆)
義光「本当は見えてるくせに・・・」
風左衛門、倒れているマオ・サイコとクビラ・イーに近付く。
「魔界警察とはまた・・・更紗姫にご加護を!」と合掌する。
フラフラと起き上がり走り去る二人。
__第2幕終了__
[PR]
by bisyamonkikkou | 2005-04-12 23:28 | 荒神覚え書き