映画「ジーン・ワルツ」感想
「生命の誕生、そのものが奇跡」
「赤ちゃんって希望そのもの」
「産んでくれて、生まれてきてくれてありがとう。」
という映画だと思う。
それは十分に伝わってきたし、涙腺が緩むシーンもあったのだけど・・・
原作では産婦人科、出産にまつわる様々な問題があり、
その中で「代理母」という日本では認められていない方法をたった一人で成し遂げて、
自分の論理、信念のもと、新しい世界を切り開こうとしている女医がいます。
あなたは、どう思いますか?
そう投げかけられているような小説だったように記憶している。
映画の理恵は小説の様にクールではなく、医者として女として目の前の現状に必死で立ち向かっていこうとしている熱い心を持った女性であり、時に揺らぎや迷いが見られて、
「そこに愛はあるのかい?」とあんちゃんのように
叫びたくなってしまった小説の理恵と違い、まことにいじらしい。
「可愛いそうな赤ちゃん…」
あぁ見てられない、清川じゃなくっても抱きしめたくなる。
清川にしてみても原作では、
理恵に誘惑されて乗ったはいいが、
まんまと彼女の計画の片棒を担がされたカッコウになり
最後は「まぁ、いいか、このワルツを踊らされるのも一興かもしれない。」
と開き直るよく言えばおおらかな、悪く言えば当時者意識の欠落している
理恵にとっては◯◯ウマ、手術シーン以外良いとこなしの男だが、
映画の清川はあくまでも理恵loveで、口では上司としてあーだこーだ言うのだが
内心は何もかもをひとりで抱え込み固く閉じた彼女の心を
なんとか開こうとしていて、切なささえ感じられる。
このキャラ変更はわたしにとっては好ましかったが
原作ファンには「なんか違う・・・」と写ったのではないだろうか?
「原作・海堂尊」「チーム・バチスタの栄光」「ジェネラル・ルージュの凱旋」に続く医療ミステリー、
そんな宣伝文句に釣られて観に行った人もなんだか肩透かしをくらったように思うかもしれない。
原作のあるものは難しい。
もし、原作を知らずに見ていたら、わたしも何も引っかかることもなく
普通のヒューマンドラマとして素直に見れたかもしれない。
「赤ちゃんって希望そのもの」
「産んでくれて、生まれてきてくれてありがとう。」
という映画だと思う。
それは十分に伝わってきたし、涙腺が緩むシーンもあったのだけど・・・
原作では産婦人科、出産にまつわる様々な問題があり、
その中で「代理母」という日本では認められていない方法をたった一人で成し遂げて、
自分の論理、信念のもと、新しい世界を切り開こうとしている女医がいます。
あなたは、どう思いますか?
そう投げかけられているような小説だったように記憶している。
映画の理恵は小説の様にクールではなく、医者として女として目の前の現状に必死で立ち向かっていこうとしている熱い心を持った女性であり、時に揺らぎや迷いが見られて、
「そこに愛はあるのかい?」とあんちゃんのように
叫びたくなってしまった小説の理恵と違い、まことにいじらしい。
「可愛いそうな赤ちゃん…」
あぁ見てられない、清川じゃなくっても抱きしめたくなる。
清川にしてみても原作では、
理恵に誘惑されて乗ったはいいが、
まんまと彼女の計画の片棒を担がされたカッコウになり
最後は「まぁ、いいか、このワルツを踊らされるのも一興かもしれない。」
と開き直るよく言えばおおらかな、悪く言えば当時者意識の欠落している
理恵にとっては◯◯ウマ、手術シーン以外良いとこなしの男だが、
映画の清川はあくまでも理恵loveで、口では上司としてあーだこーだ言うのだが
内心は何もかもをひとりで抱え込み固く閉じた彼女の心を
なんとか開こうとしていて、切なささえ感じられる。
このキャラ変更はわたしにとっては好ましかったが
原作ファンには「なんか違う・・・」と写ったのではないだろうか?
「原作・海堂尊」「チーム・バチスタの栄光」「ジェネラル・ルージュの凱旋」に続く医療ミステリー、
そんな宣伝文句に釣られて観に行った人もなんだか肩透かしをくらったように思うかもしれない。
原作のあるものは難しい。
もし、原作を知らずに見ていたら、わたしも何も引っかかることもなく
普通のヒューマンドラマとして素直に見れたかもしれない。
by bisyamonkikkou
| 2011-02-16 02:06
| 誠一くん日記